銀行口座を開設したいけど、どうすればいいの?
そんなアナタへ、口座開設完全ガイド!

トロントの銀行トロントに長期で滞在予定の方は、お金の管理がとても重要になってきますよね。
まとまった現金をホームステイ先やシェアハウスに置いておくのは避けたいところです。
現地で銀行口座を開設して預けておけば安全ですし、とても便利です。
ここではカナダの銀行事情、口座開設方法について説明します。
※情報は 2017 年 10 月現在のもの。主にトロントでの銀行情報です。
※お金の送金方法はこちらを参考にして下さい。


<カナダの主な銀行>

メガバンクと位置づけられる銀行が 5 つあり、カナダ 5 大銀行と呼ばれています。
これら全ての銀行の本社はトロントにあります。

・ RBC (Royal Bank of Canada):業界第 1 位
モントリールで設立され、モントリールとトロントに本社があります。東京に支店あり。

TD Bank (Toronto Dominion Bank):業界第 2 位
トロントで設立された銀行。バンクーバーでは日本語での対応が可能な支店あり。

Scotia Bank (The Bank of Nova Scotia):業界第 3 位
名前の通りノバスコシア州ハリファックスで設立。世界 50 カ国に支店を持つメガバンク。

BMO (Bank of Montreal):業界第 4 位
カナダで最も古い銀行。モントリールで設立され、頭取はトロント本社に籍あり。

CIBC (Canadian Imperial Bank of Commerce):業界第5位
1867 年にトロントで設立。カナダで初めて ATM を導入した銀行。


<日本の銀行と異なる点>

日本とカナダ、同じ銀行と言えど色々と異なる点が沢山あります。
良い点・悪い点を含め見てみましょう。

・通帳の発行がない
日本では口座開設と同時に通帳が発行されますが、カナダでは通帳の発行がありません。
(希望すれば発行してくれるでしょうけども、通帳を持っているのはご年配の方だけのように見受けます・・・)
口座の管理はオンラインで行います。

・口座維持費がかかる
日本では口座を開設しても口座維持費はかかりませんが、カナダでは口座のプランや残高により口座維持費というものがかかります。(プランごとに、$4~$30/月額程度です)
基本的にカナダの口座は有料という考えですね。
しかし、一定の条件(口座残高が $○○ を下回らない、等々)を満たしていれば口座維持費が無料になります。

・口座プランが色々
各銀行で様々な口座プランが用意されています。
主なもので、総合口座プラン、新移住者口座プラン、学生口座プラン、などがあります。
プランにより口座維持費や ATM での引出し限度額、バンクカードの手数料無料取引回数等が異なります。
口座開設の際はこの条件をしっかり確認しましょう。

・ATM が 24 時間 365 日利用可能
日本でも現金を下ろす際に利用する ATM。カナダでは 24 時間、365 日利用可能です。
しかも自分が口座を持っている ATM であれば引き出し手数料無料です。
※口座プランによっては手数料無料引出回数に上限があり、上限を超えた場合は手数料がかかります。

・小切手の流通が普通にある
日本ではあまり馴染みが無い小切手 (Cheque) ですが、カナダやアメリカでは小切手がまだまだ普通に流通しています。
現金での支払いが主流でなく、特に高額な支払いはクレジットカードか小切手です。特に異なる銀行間への振込みは手数料がかかり、支払いに小切手を利用する人が多いです。
*ワーキングホリデーの方は、お給料を小切手で貰う事も珍しくありません。


<口座の種類>

ここでは最も一般的な 2 種類の口座について解説します。

・Chequing Account (普通口座)
日本で言う「普通口座」です。お金の引き出し/預け入れが自由にできます。
前に説明したとおり、プランによっては様々な利用条件があり、毎月の口座維持費がかかったり、手数料無料で現金引出し等を出来る回数が異なります。

・Saving Account (貯蓄口座)
日本で言う「貯蓄口座」です。基本的にお金を貯めておくための口座ですので、Savings Account から直接お金を引出す際には手数料がかかる場合がほとんどです。
お金を引出す場合は Savings から Chequing へお金を移動させ、Chequing Account から現金を引出す様にしましょう。
Savings Account の利点は残高により月々わずかですが利子が付くところです。Saving Account は Chequing Account とセットで開設する方が良いでしょう。


<口座開設に必要なもの>

以下の身分証明書が必要となります。
・パスポート(必須です、必ず有効なパスポートを持参して下さい)
・カナダ現地での滞在先住所
・ビザ(ワーキングホリデー、学生、就労など、ビザを持っている人のみ)
※口座開設希望の銀行へ事前に必ず確認して下さい。

以下の証明を持っている人は、持参すると手続きがよりスムーズに進みます。
・学校の入学許可証(語学学校などから発行される入学証明書など)
・カナダでの運転免許証(日本の運転免許証があれば、比較的簡単にオンタリオ州の免許に書換えできます
・カナダでの身分証明書オンタリオフォト ID 等)


<口座の開設方法>

①:口座開設の申込み
口座開設希望の銀行へ行き、口座開設したい旨を伝えましょう。
※通常のカウンターではなく、“Advise” や“ Help” と書かれたサービスカウンターで手続きをアレンジしてくれます。
※銀行が混みあっている場合は予約を取って後日出直しという場合もあります。

②:プランの説明
個室に通されプランの説明を聞き、プラン内容、条件等をしっかり確認します。
※口座開設は通常窓口では出来ないので担当者が個室で手続きをしてくれます。

③:契約書にサイン
必要書類を提示し、契約書類等にサイン、開設の手続きを行います。
バンクカードの暗証番号も設定します。

④ :パスワードの設定
仮のパスワードが発行されるので、有効期限が切れる前にオンラインバンキングにてパスワード設定を行います。
新しいパスワードが設定できれば、手続き完了です。


<注意点>

・キャンセル料金
ほとんどの銀行で口座開設から 
90 日未満で口座を閉鎖する場合キャンセル料金がかかります。($15 程度ですが、開設の際に要確認です)

・ATMでの限度額
ATM での現金引出しには限度額があります。一定額以上を引出す場合は、銀行窓口で引出ししましょう。
高額($2000 以上の場合が多い)の現金を引出す場合は、前もって銀行で予約をする必要があります。

・銀行での換金
口座開設後に日本円をカナダドルに換金、そのまま口座へ入金できるので便利です。換金の際には日本円でいくら渡したか把握しておき、換金後カナダドルでいくらになったかしっかり確認してください。その際には必ずレシートを貰うようにしましょう。
信じられない様な話ですが、一部の行員にとっては日本円は見慣れない外貨であり、ケタを一つ間違えて換金されたという事も実際にありましたので・・・

・取引のチェック
口座開設後オンラインバンキングでお金の動きを簡単に確認する事が出来ます。

月末には口座維持費が引落とされていないか(条件を満たしている時)、身に覚えの無い引き落としが無いか定期的にチェックしましょう。

・住所変更
口座開設後に引越などで住所が変った場合、オンラインで住所変更をしましょう。

・口座の解約
帰国前には必ず口座を閉めましょう。口座に入っている現金を全て引出します。

窓口で帰国するため口座閉鎖したいと伝えましょう。必要なものはパスポートとバンクカードです。前日は何かとバタバタしがちですので少し余裕を持って手続きする事をオススメします。


<まとめ>

海外滞在中のお金の管理は重要です。現地の口座を開設して賢くお金を管理しましょう。
口座開設時に行員の口から出てくる単語は普段聞きなれないモノが多く、それだけでドキドキしがちですよね。事前にオンラインなどで各銀行のプランなどを下調べしておくと契約時の説明等も理解しやすいかもしれません。
分からない部分は曖昧に返事せず理解してからサイン、契約しましょう。
また、現地留学エージェントによっては口座開設の予約などのサポートをしてくれるところもありますので一度問い合わせをしてみるのも良いかもしれませんね!

著者紹介

大石 栄子2児の母

日本と違う文化や教育制度にとまどいながらもトロントで知り合った様々な人種のママ友との情報交換を楽しみながら子どもと過ごす毎日。
トロントでの保育士資格取得の為、勉強と子育ての両立に日々奮闘中!