ボストンの街がリクルートスーツの学生だらけ!?

ボストンキャリアフォーラム

留学されている多くの方々にとって気がかりなのが、帰国後のキャリア。
日本に帰ってすぐに職を見つけられるかな、、、と不安に思う方もいらっしゃると思います。
そんなあなた!
トロントから飛行機で 1 時間半、アメリカ・ボストンの地で、毎年”日本の”企業 200 社以上が一堂に会する就活イベントが開催されていることをご存知ですか??
今回、2017 年 11 月中旬に開催されたボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ・BCF)に参加されたある学生さんにメールインタビューを敢行しました!^ ^

 


<Q1: ボスキャリって何ですか?>

ボスキャリとは、毎年 11 月中旬の 3 日間、アメリカ・ボストンで行われる日英バイリンガル向けの就職活動イベントです。
公式サイト:https://careerforum.net/ja/event/bos/
情報サイト:http://bostoncareerforum.org/

毎年日本に本社または事業所を持つ 200 以上の企業と、5000 人を超える学生が参加しており、日本では通常数ヶ月かかる採用選考過程をわずか 3 日間で終え、アメリカにいながら日系企業からの内定がもらえる可能性があるという、就活をする海外留学生にとって夢のようなイベントとなっています。もちろん、募集勤務地は日本だけでなく、企業によっては海外 150 か国以上に及び、将来海外で働きたいという方にもぴったりです。

参加企業は200社以上。誰もが知っている日系・外資系グローバル企業から、日本の中小企業、成長著しいベンチャー企業まで、多様な規模・業界業種に渡っており、正社員雇用のフルタイムポジションの他、短期または長期のインターンシップを募集している企業もありました。外資系企業を目指す学生にとっては、主要コンサル・投資銀行・メーカー等が集まるこの上ないよい機会だと言えます。
2017年参加企業リスト:https://careerforum.net/ja/event/bos/companylist_17/

イベントの参加対象者ですが、公式サイトによると、
日本語力、英語力共に初級レベルをお持ちの方で以下のいずれかの条件を満たす方 
・日本国外の大学の学士又はそれ以上(修士、博士等)の学位を取得、又は取得予定
・1 年以上の交換留学経験があり、日本の学士又はそれ以上の学位を取得、又は取得予定
・留学経験があり、職務経験者や海外での職務経験がある
とあります。
しかし実際は、日本語と英語が会話レベルに達してさえいればだれでも参加可能だと思います。僕自身、現在日本の大学に籍を置き、トロントには私費の語学留学で滞在しているので、厳密にはこの条件を満たしていませんでしたが、面接で参加資格を問われるようなことはありませんでした。
アメリカとカナダから来た人が多いようでしたが、他にもヨーロッパや中東、日本から来ていた人も見受けられました。(シンガポールから来た学生さんは、なぜ日本を通り過ぎてボストンまで?と企業の方に突っ込まれていました笑)

2017 年の選考は、
フルタイム:主に 2018 年卒と 2019 年卒の学生または 2018 年 4 月から就労可能な転職者
インターンシップ:2019 年卒の学生
がそれぞれ対象でした。
7 割程が大学 3 回生、4 回生の学生、残りが転職者とわずかに大学低学年生という割合であったように思います。


<Q2: なぜボスキャリに行こうと思ったのですか?>

僕は現在日本の大学に籍を置いたまま休学し、1 年間トロントで語学留学をしています。日本に帰っても卒業まであと 2 年あるので(2020 年卒予定)、まだ就職活動をするのには早いと思ったのですが、日本人の友人の勧めと、せっかくボストンの「近く」に住んでいることもあり(東京と広島くらいの距離があります)、今のうちから採用選考を体験しておくことで、日本に帰った時にアドバンテージになると思い参加を決めました。
2020 年卒業の学生向けのフルタイムの募集は少なかったので、帰国後の 2018 年夏のインターンシップポジションを狙って事前・当日合計で 8 社ほどに応募しました。


<Q3: 必要な準備は?準備のスケジュールも教えてください!>

僕がボスキャリへの参加を決めたのは 10 月初旬でしたが、既に企業の募集は始まっており、早い学生は 8 月ごろから準備を始めていたそうです。事前応募の締め切りが 10 月終盤の企業が多いので、少なくともそれまでには志望動機を完成させておいた方がよいです。
 
準備の流れですが、
① ホテル・航空券予約
→ 会場周辺のホテルはすぐに埋まる。遅くなれば 3 日で 10 万円を超えるホテルや離れた場所に宿泊することに。

② 自己分析、業界・企業研究(できれば 2 か月前までに)
→ 自己分析をすることで自分の進みたい業界や企業が絞れてくる。並行して面接準備も。

③ CFN のサイトから事前応募
→ HP 上で応募用の日本語と英語のレジュメを作成できる。企業によっては追加の質問も。早ければ早いほど有利だといわれる。

④ 事前 Skype 面接・Web テスト
→ 合格すれば当日の面接に進める。自己分析と企業研究が鍵。

⑤ 配布用の日本語履歴書・英語レジュメ作成
→ 当日面接官に渡したり、直接ブースに持ち込んだり(ウォークインといいます)する履歴書を作成。
というようになっています。ボスキャリではやたら「先行者利益」が叫ばれるのでとにかく早めに準備することが肝心です。自己分析や面接選考対策については、一般の就活サイトをご覧ください。


<Q4: ボストンでの日程を教えてください!>

今年のボスキャリは以下の日程で行われました。
● 2017 年 11 月 17 日(金)、18日(土)
9:00 受付開始、フォーラム開場
18:00 ブース終了
19:00 インタビュールーム終了
 
●2017年 11 月 19 日(日)
9:00 受付開始、フォーラム開場
15:00 フォーラム閉場
 
見ていただくとわかりますが、3 日目の開場時間がとても短くなっています。実はボスキャリの選考の多くは初日と 2 日目で終了し、最終日午前中にはもうブースを片付けてしまっている企業もあるほどです。したがって期間中もいかに早めに動くかが内定を左右するといっても過言ではないでしょう。
ちなみに面接に並行して説明会やセミナー、公開テスト対策なども行われており、僕のような低学年生でも有意義な時間を過ごせたと思います。
 
ちなみに 2018 年は、
11 月 9 日(金)~11 日(日)の 3 日間、
ダウンタウン西部のハインズコンベンションセンター(John B. Hynes Veterans Memorial Convention Center) で行われる予定です。
2017 年度より時期が早く、会場も変更になったので注意してください。


<Q5: 実際の選考の流れは?>

選考には 2 種類の流れがあり、事前応募と当日のウォークインによる選考です。
 
その 1 :事前応募による選考
① CFN の HP から応募

② 事前 Skype 面接・Web テスト
→合格すれば期間中の面接予約ができる。

③ 当日面接
→1~3 回の GD や面接。とにかく速い。1次面接の1時間後に最終面接ということも。

④ 内定 or 日本での最終面接
→早ければ 1 日で内定が出る。事後に日本で社長面接がある企業も。
 
その 2:当日のウォークインによる選考
① 期間中に直接企業ブースで ES 記入 or 説明会参加後に ES 記入
→この際レジュメも一緒に渡す。初日午前のみ募集の企業もあったのであらかじめ準備しておくべき。

② 合否連絡
→ウォークインして数時間後から翌日までに電話かメールで連絡が来る。合格の場合面接予約ができる。

③ 1~3 回の面接

④ 内定 or 日本での最終面接

事前応募で不合格でもウォークインで再応募可能な企業が多いです。個人的には、ウォークイン選考を通過すれば Web テスト等は必要なく、すぐに面接に進めたためお得な気がしました。ただしウォークインを受け付けていない企業もあったため、本命企業には事前応募をしていた方がよいと思われます。
面接は日本語のみという企業も多くあり、英語面接があっても自己紹介や志望動機など簡単な質問が多かったようです。もちろん一部の外資系企業では、面接のほか選考後のディナーまですべて英語というところもあったようですが。


<Q6: ボスキャリに必要な持ち物は?>

ボスキャリは日本の就活同様、黒のリクルートスーツが必須です。
就活のルールも日本でのものと同じです。
会場内は日本だと思ってください、確実に異世界です。
 
持ち物については下記情報サイトのこちらのコラムにまとめてあります。
http://bostoncareerforum.org/toujitsu/mochimono/goods
スーパーで買った $3 ほどのクロワッサン(食料)とレジュメの追加印刷用の USB メモリが重宝しました。
会場のプリンタ出力は白黒のみなので、履歴書用にカラーの証明写真を準備しておくとよいです。コンセントはそこら中にあり自由に使えるので、スマホの充電には困りません。
 
基本的には日本での就職活動の時の持ち物と変わらないのですが、大きく違う点が履歴書(レジュメ)です。
準備するレジュメは 3 種類。
① CFN のマイページで作成するレジュメ
→事前応募用、日本語版英語版共に仕様は同じ

② 当日配布用の日本語履歴書 事前応募企業数+10 枚ほど
→大量に必要なので JIS 規格履歴書に似せるなどしてパソコンで作るのがよい。手書きはあまり見なかった。

③ 当日配布用の英語レジュメ 事前応募企業数+10 枚ほど
→日本語履歴書と同時に渡せる(英語力のアピールに)。たまに英語版のみ受け付けの企業も。レターサイズ 1 枚。
参考サイト:https://tenshoku.mynavi.jp/global/knowhow/resume
      http://www.springjapan.com/knowhow/resume/
 
履歴書は会場のパソコンで追加印刷(白黒)・コピーでき、ハサミのり等も用意されていますが、開場直後など時間帯によっては混雑します。


<Q7: まとめ>

長くなりましたが、今回のボスキャリでは実際に 3 日間で複数企業から内定をもらった友人もおり、まさにアメリカンドリームを体現したイベントでした。僕自身はインターンシップ選考で 1 社のみ事後選考という形でまだチャンスがあるほか、ある企業では 2019 年卒対象の採用選考に 20 年卒でありながらも参加させていただき、結果最終面接まで残りました。今回の経験は日本に帰ってからも選考への慣れや自信として役に立つと確信しています。もし興味さえあれば、学年や英語力に関係なく次回以降ぜひ参加してみてほしいと思います。

著者紹介

トロント 留学生
トロント 留学生

「有益な情報を伝えたい!」という想いを胸に結成されたグループ。
メンバーの大半はトロントに来たばかりの留学生で、みんなで協力しながら記事の内容を考えています!
他の著者とは少し違った視点で、情報をお伝えしていきます(^^)