トロントの街が夜のミュージアムと化す!?

nuit blanche

だんだんと日が短くなり、明け方や夜中は肌寒い日が多くなってきました。
秋の夜は長く感じるものですが、トロントではそんな時期に、巨大アートイベント「Nuit Blanche」が開催されます。
トロントの街全体が大きなミュージアムになるんですよ!

Nuit Blanche ってなに?

「Nuit Blanche」(ニュイ・ブランシュと発音します)はフランス語。
英語で言うと「White Night」、日本語では「白夜」。
夜の間も太陽が沈まない現象のことですね。
つまり、Nuit Blanche は夜通しアートを楽しむイベントなのです!
2006 年に始まって以来、毎年 9 月の最終週もしくは 10 月の第 1 週目の土曜日にトロントで開催されています。
2019 年は 10 月 5 日(土)に開催し、14 回目を迎えます!

その特徴は、日没と同時にスタートして、翌朝の日が昇るまでイベントが続くこと。
「白夜」の本来の意味のように、夜の間も街がアートに照らされて明るいことから「Nuit Blanche」という名前が付けられています。
公式ホームページ:https://nbto.com

Nuit Blanche では何が行われるの?

Nuit Blanche とは、簡単に表現すると、「コンテンポラリーアートの祭典」です。
トロントの街中のビルを使ったアート、観客が参加することによって完成するインタラクティブアート、音や光の効果を利用したアート、とにかく巨大なアート、音楽やダンスとミックスさせたアートなど、さすがアート好きの街トロントならではの街ぐるみイベントです。

毎年、国内外から 300 名以上のアーティストを招待して作品を展示しており、2019 年には 90 以上もの現代アートがトロントに出現します。
ほとんどの作品が、ダウンタウンを中心に、TTC(トロント公共交通機関)を利用して行ける場所にありますが、2019年はトロント郊外のScarborough Civic Centreにもアートが登場します。ビルの壁やストリートを使用したアートも多いので、歩きながら様々な作品を目にすることができるでしょう。

プログラムの情報:https://nbto.com/program/

見どころ

カナダ国内外のアーティストによる作品から、キュレーター作品・スポンサー作品・個人作品などがトロント市内の様々な場所に展示されるのが見どころです!
90 作品ある中の一例は以下の通り。

・Lunar Garden – Daniel Arsham

ニューヨーク在住のアーティストDaniel Arshamによる2019年の目玉展示。日本庭園(Japanese zen garden)に着想を得た建築物、石庭、彫刻、灯りがこの展示物のテーマである“a world of fictional archaeology(フィクションの考古学の世界)”を表現します。展示物の中心には直径30 フィート(約10 メートル)の月のオブジェが鎮座し、トロント出身のミュージシャンCharlotte Day Wilsonの奏でる音楽と共に、幻想的な空間を作り上げます。

会場:City Hall-100 Queens Park
紹介記事:https://www.toronto.ca/explore-enjoy/festivals-events/nuitblanche/all-art-projects/details/2019/project/lunar-garden/

・Unearthed – Lisa Jackson

アメリカ、カナダの先住民族オブジワ族にルーツを持つ映画監督Lisa Jacksonの初のインスタレーションアート(空間)作品 “Transmissions”は、土地・言語・民族の関係を、臨場感あふれる3つのパートで表現したマルチメディア作品です。
今回Nuit Blancheに登場するUnearthedは、Transmissionsの3つのパートの中の1つ、Jeneen Frei Njootliのパフォーマンスを撮影したものです。このパフォーマンスは2017年のimagiNATIVE Film and Media Arts Festivalで披露され、北米先住民族の未来・過去の崩壊を表現した作品となります。

会場:Art Gallery of Ontario-317 Dundas St. W
紹介記事:https://www.toronto.ca/explore-enjoy/festivals-events/nuitblanche/all-art-projects/details/2019/project/unearthed/

・Tile-Scape -Kevin Winn, Archer Pechawis, L.C.I. CyberARTS

Tile-Scapeの参加者はアルファベットが書かれた7個のScrabble(ボードゲーム)の駒を、森に見立てた床に置いていきます。自然回帰を表現した音と、それと相反する人工的なネオンの光の中で、観客は「この普遍な景色に、自分の与える影響は何か」「後世にどのような言葉を遺すのか」考えさせらるでしょう。

会場:Robertson Parkette-1555 Danforth Ave.
紹介記事:https://www.toronto.ca/explore-enjoy/festivals-events/nuitblanche/all-art-projects/details/2019/project/tile-scape/

開催日時・入場料

開催日:2019 年 10 月 5 日(土)
開催時間:『日没~夜明け』
開催場所:トロント市内各所・Scarborough Civic Centre
入場料:無料

下記のイベント・センターにて、当日の展示を詳しく記載したマップが配布されます。
・Nathan Phillips Square 100 Queen Street West
 地下鉄 Queen 駅から西方向へ徒歩 分または、地下鉄 Osgoode 駅から西方向へ徒歩 
・Yonge Dundas Square 1 Dundas Street East
 地下鉄 Dundas 駅を降りてすぐ
・Scarborough Town Centre 150 Borough Drive
 地下鉄 Scarborough Centre 駅から徒歩 

開催場所

イベントのマップはこちらから確認できます。

・通常は午前 1 時半頃に終了する TTC も、この日は夜通し営業!
・地下鉄 Line1(Yonge-University線)と Line2(Bloor-Danforth線)はずっと運行しています。
・Blue Night Bus(深夜バス)も運行していますが、歩行者天国になっているストリートもあるのでご注意を。

注意点

・昼間はまだ暖かくても、夜遅くなるとかなり冷え込みます。お出かけ前に気温をチェックして、必要に応じて厚手のジャケットも用意しておきましょう。
・屋外での飲酒は法律で禁止されているカナダ。
しかしながら、この日ばかりは、タンブラーやコーヒーカップにお酒を忍ばせて歩き回っている人々も多いです。
特に夜中になると酔っ払いが増えてきますので騒動に巻き込まれないようご注意を!

・途中移動のバスやストリートカーは満杯!
数台見送るか歩き回ることになるので、疲れにくい靴でお出かけ下さい。

まとめ

秋の夜長にはのんびり読書・・も素敵ですが、たった一夜だけ出現する巨大アート鑑賞もなかなかオツなものですよ。
真夜中に大勢の人が外に出て歩いているのを見るのも、トロントってやっぱり大都市なんだと感じられてワクワクします。
深夜にはさすがに凍える寒さになるので、暖かくしてお出かけ下さいね。

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