コロナウイルス対策のための各規制が始まってから約半年、トロントはどのように変わったのでしょうか。

マスクをするカップル

世界で猛威を奮っているコロナウイルス。ここトロントでも被害がありました。
以前の記事では4月のロックダウン下のトロントの様子についてお伝えしましたが、あれから半年弱でトロントはどのようになったのでしょうか。現在のトロントの様子をお伝えします。

※最新情報はコロナウイルス関連の最新情報記事またはオンタリオ州の公式サイト(英語)をご確認ください。

※この記事の情報はトロントとトロントの属するオンタリオ州のものです。
バンクーバーの属するBC州などの他地域の情報はそれぞれの州政府のサイトをご確認ください。

現在行われているトロント市内の規制・制限

7月31日よりトロントも経済活動再開計画第3段階に移行し、多くのビジネスの営業が許可されましたが、第3段階になった今もいくつかの制限があります。
ここでは9月9日現在行われている規制・制限について紹介しますね。

マスクの着用

トロント市では、7月7日から屋内公共スペースにおいてマスク等の着用が義務となっています。
また、TTC(地下鉄・バスなどの公共交通機関)乗車の際もマスクの着用が義務付けられていますので、お出かけの際はマスクを忘れないようにしましょう。

営業の許可されていないビジネス

第3段階では、適切な安全衛生対策を講じることを前提に、ほぼ全てのビジネス及びサービスの再開が認められました。
一方で、人々が密集しやすくソーシャルディスタンスを確保することが難しいかったり
感染予防のための清掃が困難な以下の場所については、感染拡大を防ぐため引き続き閉鎖されます。

・遊園地、ウォーターパーク
・ビュッフェ形式の飲食サービス
・レストラン、バーでのダンス(飲食施設に雇われたミュージシャンやダンサーによるパフォーマンスは除く)
・宿泊を伴う子供向けキャンプ
・個室カラオケ
・長時間の身体的接触が発生するスポーツ(レスリングなど)
・サウナ、蒸し風呂、銭湯、酸素バー
・カジノ等での卓上ゲーム

今年は遊園地の営業できなかったので、トロントの夏の風物詩CNEが中止となったり、大型遊園地Canada’s Wonderlandも休業となるなど普段より落ち着いた夏でした。

その他の制限

屋内での集会は最大50人まで、屋外での集会は最大100名まで可能となっています。

トロントの街の様子

続いてトロントの現在の街の様子をご紹介いたします。

街中

ダンダススクエア
↑大型ショッピングセンターEaton Centreの前(地下鉄Dundas駅を出たところ)のダンダススクエアの様子。
平日の昼間ですが、以前に比べるとかなり人通りが増えました。

Yonge-Bloorの交差点
↑トロントの中心地、地下鉄Bloor-Yonge駅を出たYonge通りとBloor通りの交差点の様子。
トロント市内では屋内のマスク着用が義務付けられていますが、屋外でも多くの人がマスクをしています。

Yonge-Bloor駅構内
↑Bloor-Yonge駅のプラットフォームの様子です。利用者の多い1番線のため平日にもかかわらず多くの人がいます。
でもみなさんソーシャルディスタンス(2メートルの距離)を保って並んでいますね。

駅のハンドサニターザー
↑TTCの駅構内のいろいろな場所にハンドサニタイザー(消毒液)が設置されました。
足元のペダルを踏むと出てきます。ノズルの部分を触らなくていいので衛生的ですね!

TTC車内の様子
↑TTCの車内でもソーシャルディスタンスが保たれています。

TTCの座席
↑車内にはこのような張り紙がしてあって「ソーシャルディスタンス確保のためこの席は使用しないでください」と書いてあります。

お店の様子

Yorkdale Mallの様子
↑Yorkdale Mall店内の様子。屋内のマスク着用が義務化されたため、買い物客の方もみなさんマスクをしています。
この日は週末だったので結構賑わっていました。

9月のスタバのパティオ
↑スターバックスは閉鎖となっていた店舗もありましたが、現在は営業再開しています。
屋外のパティオはもちろんですが、店内の飲食もできますよ(注文時に店内に入る時はマスクが必要です)

レストランの店内
↑Bloor-Yonge駅の近くのレストランに行ってきました。
まずレストランに到着するとグループの代表者の名前と電話番号が聞かれます。万が一お店で感染者が出た時に、他のお客さんに連絡ができるようにこのようなシステムが導入されました。レストランによっては、体温も測られます。

店内では、席に案内されている時やお手洗いに席を立つ時など、着席していない時はマスクの着用が求められます。
また店員さんは常時マスクを着用しています。

スーパーの買い物客
↑スーパー店内の様子。一度に入店できる人数が以前より増えたので少し混んでいます(この日が週末だったからかもしれません)

4月の時はスーパーに入店するのに待ち時間がありましたが、現在はあまり待機列を見かけることが少なくなりました。
この日も待たずに入店できました。

スーパーで会計の列に並ぶ人々
↑会計には少し列ができていましたが、みなさんソーシャルディスタンスを保って並んでいます。
ロックダウン直後はパスタや缶詰やトイレットペーパーが品薄になりましたが、現在は在庫は元どおりになっています。

以前と変わったこと

トロントの現在の様子は伝わりましたでしょうか。各規制も緩和さレたので、写真のようにずいぶん活気が戻ってきました。そこでコロナ以前と比べて「トロントのここが変わった」という点をまとめてみます。

マスクを着用する人が増えた

コロナが流行する前は、街中でマスクをする人はほとんど見かけませんでした。以前はマスクよりもハンドサニタイザーで病気の予防をする人が多かったのですが、屋内でのマスク着用が義務化されたため今では一般に浸透しています。
写真のような個性的なマスクも販売していて、おしゃれの一環として楽しんでる人も見かけます。
マスクを着けた親子

どこでもハンドサニタイザー

駅やショッピングモールやレストランでハンドサニタイザーが置かれるようになりました。私は外出時には持ち運びできるトラベル用にサニタイザーを持っていくのですが、最近は出先に置いてあるので助かります。

ソーシャルディスタンスの意識

連日メディアで政府がソーシャルディスタンスをしっかり保つように声をかけているので、トロントの人にも意識する人がかなり増えました。列に並ぶ時はもちろん、道端ですれ違う時もなるべく至近距離ですれ違わないような配慮を感じます。
トロントにいる方はソーシャルディスタンス(約2メートル)をしっかり保つようにしましょうね。

私たちにできることは?

一刻も早くこの状況を収束させるために、一人ひとりがしっかりと感染を予防することが重要です。

・ソーシャルサークルを守る

オンタリオ州ではソーシャルサークル(social circle)を形成することが奨励されています。ソーシャルサークルは家族やルームメイトを含む10人までのグループで、そのグループ内ならソーシャルディスタンスを気にせず遊んだりハグなどをすることもできます。
Torontripを見ている方は留学生の方が多いので中々日常的にハグをする機会はないかもしれませんが、ハグはソーシャルサークル内の人だけに留めましょうね。

・外出時には身分証明書を携帯する

オンタリオ州では身分証明書の携帯が義務づけられていますので、スーパーに行く際にも必ず持ち歩きましょう!警察に身分証明書を持ってるか聞かれた時に持っていないと罰金の対象となります。

・帰宅後の手洗い(石けんを使い20秒以上)

帰宅後だけでなく、頻繁な手洗いを心がけましょう。石けんを使い20秒以上しっかりと手を洗ってください。
また、スマートフォンなどよく触るものに関しては、アルコールなどを使ってしっかりと除菌すると良いですよ。

まとめ

オンタリオ州の1日の新規感染者は約150名と依然予断を許さない状況ではありますが、3月のロックダウン時と比べ、新規感染者や死亡者の数も減り、街にも「以前の日常」が戻りつつあります。今トロントに住んでいる方は、引き続き一人一人ができることをしましょう。
このままコロナウイルスの被害が収まり、留学生の方が安心して生活できるような状態に戻ることを期待しています!

著者紹介

川上 絢
川上 絢美容関連の会社勤務
昔から海外ドラマやファッションに興味があり、デパートの美容部員を経て一念発起し、25歳で渡加!
トロントでは語学学校とカレッジに通い英語を磨く。
カレッジ時代に出会った夫と昨年入籍し、これまでに学んだ美容の知識を活かして美容関連の会社に就職。
”趣味はカフェ巡りとブログで、現地から「トロントの今」をお伝えしたいと思います!”